国書刊行会から新しく出版されるシリーズ、「12か月の本」。国書刊行会|シリーズ : 12か月の本。紹介文は下の通り。造本・装丁も凝っている感じだし、いいね。
時代も場所もまったく異なる文学作品たちをつなぐテーマは〈12か月〉―― 12か月のうちの〈ひと月〉をテーマに古今東西の小説・詩歌・随筆を集めたアンソロジー。 四季をあじわい、あの作品といま同じ季節を生きるよろこびをつくる本。シリーズ全12巻。
# 本
国書刊行会から新しく出版されるシリーズ、「12か月の本」。国書刊行会|シリーズ : 12か月の本。紹介文は下の通り。造本・装丁も凝っている感じだし、いいね。
時代も場所もまったく異なる文学作品たちをつなぐテーマは〈12か月〉―― 12か月のうちの〈ひと月〉をテーマに古今東西の小説・詩歌・随筆を集めたアンソロジー。 四季をあじわい、あの作品といま同じ季節を生きるよろこびをつくる本。シリーズ全12巻。
# 本
少しサイトのデザインを調整。どうもいまいちだけど、よくわかっていないので、適当。いやまあ、見た目、ほとんど変わっていません……。
# サイト
阿津川辰海『バーニング・ダンサー』。まだ冒頭部分しか読んでいないけど、剛速球のエンタメという印象。なんだか少年ジャンプか少年ジャンプ+のマンガを読んでいるような。『チェンソーマン』とか『呪術廻戦』とか……。
# 読書
少し遅くなったけど、2025年2月刊行の文庫から。
一行も書けなくなるような 境地がある。そこにさらされたとき、 その奥から何かが見えてくる。 日本文学界の巨星が遺した 講演録、未収録エッセイ、芥川賞選評を集成。 深奥な認識を唯一無二の口調、文体で語り、綴る。 解説=築地正明「作家の声に耳を澄ます」 カバー装画=諏訪敦「古井由吉ver.3」 作 …
「詩は言葉の精錬の果てに得られた純粋な結晶。丁寧に読めば一語ずつがきらきらと輝いていることがわかるだろう」--池澤夏樹(文庫版あとがきより) 萩原朔太郎、日夏耿之介、佐藤春夫、山之口貘、中原中也、石垣りん、田村隆一、茨木のり子、大岡信、谷川俊太郎たち41人の名詩を、池澤夏樹が精選。詩との新たな出会い …
ミス・マープルの本当のすごさや、文学史に輝く “キモくて金のないおっさん”を描いた名作、そして新時代のディズニーアニメの悪戦苦闘。あの名作が100倍面白くなり、見たい映画とドラマと本と舞台がどんどん増える、フェミニスト批評集がついに文庫化! 書き下ろし「どうもありがとう、パメラ・アンダーソン」を含 …
「薄曇りの夜空のひろがるその下で、はるかかなたイオニア海の水平線に、金属が溶けあうように曙光がさしはじめた。よしと、一杯の紅茶とトーストのかけらを飲みこんだ」。1921年1月、作家は妻“女王蜂”を伴い、居住していたシチリアからサルデーニャに向けて旅立つ。近代化のさなかにあっていまだ野性味を残す島の自 …
戦時中、作者は満州と旧ソ連国境の監視哨で軍務にあたっていた。望遠鏡で覗く平原の不穏な静けさ、近づくソ連軍の足音、捕らえられた中国人・張徳義の悲しみ、兵士たちのあてなき逃走……シベリヤ抑留を経て帰国後に発表された第二短篇集『鶴』にあるのは、透明な抒情で書かれた忘れがたき人と光景である。戦争文学の名著と …
長年の空白を破り『死霊』五章が発表された直後の1975年7月、埴谷雄高は吉本隆明と秋山駿、二人の批評家に向き合い、根源的な3つの対話を残した。 最初は7月はじめに行われた吉本隆明との対談「意識 革命 宇宙」。ここで吉本は埴谷雄高と『死霊』に対して尊重の姿勢を保持しつつ、馴れ合わない厳しい態度を時に見 …
孤独な魂と猫(タマ)の奇妙な日々を、独特のユーモアで描く珠玉の連作短編集。 顔が大きくて丸い猫をおしつけられて、ぼくは困ってしまう。間もなく五匹の仔猫も誕生した。気ままで頼りない、おかしな人間たちと猫との日々。さびしさも哀しみもゆるやかに流れ……。英米をはじめ翻訳出版が欧州各地で話題の著者による、 …
「人間にとってその人生は作品である。この立場で私は小説を書いている」--そう記した司馬遼太郎の人生は、どのような作品だったのか。その読み解きと、戦後知識人たちと対話する姿勢から、歴史小説家としての、また文明批評家としての、歴史と人間の物語に対する透徹したまなざしが、いま浮き彫りになる。 序ーー「歴 …
子どもの本の「名作」について、心理学者の河合隼雄、詩人の長田弘の二人が、縦横無尽に語る対談。『赤毛のアン』『モモ』など、具体的な子どもの本の名作を数多く取り上げつつ、大人が読んでも新たな発見があり、重要な意味があるということを語る。読書の達人による、子どもの本の「名作」ガイド。(解説=河合俊雄) …
突然の網膜剥離、手術、それに伴う禁煙、熱中したサッカー観戦、そして18年、共に暮らした愛猫トラーの死……。 予期せぬことも、いつかは……と覚悟していたことも、起こってみないと判らないことばかり。 辛辣かつ適確な文章で、小さなこと、大きなことをとらえ、批評する、読み応え抜群の時評的エッセイ集。〈解説〉 …
〈戦後民主主義の申し子〉43人が生きた軌跡 昭和23年、山形県の寒村に赴任した新任教師・無着成恭が教え子たちと取り組んだ作文集「山びこ学校」。 書籍化されるやベストセラーになり、子どもたちは「戦後民主主義の申し子」と讃えられた。 二十代で時代の寵児となった無着と、教え子たちのその後を通して、高度 …
無人の聖域に土足で踏みこんだわれわれの目に映ったのは、ハゲタカに喰い荒らされた大統領の死体だった。国に何百年も君臨したが、誰も彼の顔すら見たことがなかった。生娘のようになめらかな手とヘルニアの巨大な睾丸を持ち、腹心の将軍を野菜詰めにしてオーブンで焼き、二千人の子供を船に載せてダイナマイトで爆殺したと …
都会での仕事を三十五歳で辞め、北海道の小さな村で郵便配達をする女。川のほとりの木造家屋で世界中の「音」を集めながら暮らす男。偶然出会った両者は、急速に惹かれあっていく。からだでふれあうことでしか感じない安息と畏れ、そして不意に湧きあがる不穏な気配。その関係が危機を迎えた嵐の夜、決して若くはないふたり …
# 文庫情報