メモ

村上春樹さんの『一人称単数』。「クリーム」。とてもおもしろい。なんとなく人生訓のような趣もあるけど、そうじゃない気もする。何かの例えのようにも読めるけど、それほど単純じゃないかもしれない。意味のわからない出来事が生じて混乱し、ひどく疲れてしまう。たとえば宗教的なものに断言を求めても、それも得られない。そんななかで、そこから完全に抜け出るわけではないけど、それと折り合っていく。そういう姿勢?

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