メモ

気が付けばもう3か月もたっていた。バタバタしているうちにすぐに時間が過ぎていく。なんというか、手応えのある生活にしたいな。なかなか難しいけれど……。

# 生活

『中央公論』2023年1月号、特集「効率重視の教養は本物か」。稲田豊史/レジー/佐々木チワワ「鼎談 ファストな社会の歩き方」。ファスト(速い、時間がかからない)的な情報収集に関連する本を出版された3人の方の鼎談。話を合わせてうまく立ち回るために、映画などを倍速視聴したり「ネタ」としての教養を手早く仕入れたりする傾向が指摘されているのだけど、本当にそんなことをしている人が多いのか、よくわからない。自分とは世代が違うのかもしれないけど……。ただ、ネットを前提として、生活のあらゆる側面に「可視化」と「定量化」が進み、したがって格差が如実になっており、それへの恐れや過剰適応が生じているという指摘は、たしかにそうかもしれない。なんか疲れてくるな😔 最後、長い文章が読めなくなっていることに関して、それは各世代のメディア接触の変化に応じたもので、そのため、能力の「劣化」ではなく「変容」だとの議論は、ちょっと考えてみてもよいのかも。つまり、単純に一方向的なネガティブな変化ではなくて、質的な転換ということか。

# 雑誌

なんとなく『中央公論』2023年1月号を読んでみる。特集「効率重視の教養は本物か」。武田徹「文字リテラシーを守るために」。前半、パースの議論を用いて、伝達メディアが「象徴」の段階から後退して「指標」「類像」を中心にしてしまっているとの議論は、なるほどと思った。とはいえ、後半、その「象徴」メディアたる文字メディアを守るために、「である体B」から「です・ます体」に変えていくこと、そのような多様性を受け止める柔軟な言語空間をつくることが提起されているのだけど、よくわからない。「指標」「類像」メディアが中心になりつつある傾向に対して、文体の変化だけで対応できるのかな。パースの伝達メディアの3類型のロジックそれ自体から、何か新しい方向性を考えていく必要があるような気もするのだけど……。具体的にはぜんぜんわかりませんが。

中央公論 2023年 1月号 [雑誌]

# 雑誌

3月のランニングは、2月とほぼ同じ。うーん、もうちょっとがんばりたかったな。いろいろあって中旬にあまり走れなかった。仕方なし。新年度、またがんばっていこう😀

# ランニング

出たばかりの新譜、いいなあ、この感じ。パワーポップというか。modernlove.のアルバム『Nightlife』(2023年)。

# 音楽

偶然、見つけたウェブページ。一見して意外な組み合わせだけど、岡村靖幸さんは髙村薫さんの大ファンとのこと。インタビューの内容も、髙村薫さんの小さいころのことや家族のこと、鬱のことが率直に語られていて、なかなか他にないような気もする。

# 作家

このアルバムもかっこよいです。Total Refreshment Centreのアルバム『Transmissions From Total Refreshment Centre』(2023)。

# 音楽

いいね。実にかっこよいです。Future Vintageという理念でつくられているらしい。Searchlightのアルバム『Searchlight』(2022)。

# 音楽

椎名誠さんの『失踪願望。』を少し読んでいる。2021年時点で、富士通のワープロ専用機「OASYS」を使われていることに驚く。2001年の生産中止発表のときに4台購入し、また他の作家さんからもらったりもしたとのこと。すごいな。

失踪願望。 コロナふらふら格闘編
  • 『失踪願望。 コロナふらふら格闘編』
  • 椎名 誠
  • 集英社
  • 2022年11月25日頃
  • ISBN: 9784087817249

シーナ、よろよろと生還す。後遺症、進む老い、進まない原稿、募る一方の失踪願望。78歳ーサイアクときどきサイコウの、ある1年の記録。壮絶書き下ろし「新型コロナ感染記」収録。

# 読書

早川書房も新書レーベルを創刊。新書、ずいぶんと増えたような。

早川書房はあらたに新書レーベル「ハヤカワ新書」を立ち上げます。日本の著者による書き下ろしを中心に、早川書房の強みであるSFやミステリの視点も生かした、あらたな切り口の新書を多数予定しています。 第一弾は2023年6月20日(火)発売予定。越前敏弥、土屋健、滝沢カレン、藤井直敬、石井光太の各氏による5作品を刊行します。

#

村上春樹さんの『一人称単数』。「謝肉祭(Carnaval)」。うーん、ちょっと付いていけない。とくにテーマはないと言ってもいいのだろうけど、それとなく示されているように見えるテーマそのものは、おもしろいなと思う。でも、舞台装置というか、まわりの描写にはなんとなく抵抗感を覚えてしまう。加えて、いつも通りといったような印象を持ってしまった。あるいは、クラシック音楽の素養があると、また別の趣を理解できるのかも……。いや、あくまで個人の感想です……。

# 読書

ChatGPT、ほんとすごい。今日も、昨夜とは別のコードをいじっていて、やはりウェブ検索では解決できず、ChatGPTで対話を重ねて解決できた。あとになって本来のドキュメントにそれとなく書いてあったことに気付いたが、このことがわかったのも、ChatGPTでのやりとりがヒントになったようなもの。うーむ、ChatGPT、コードの作成とか実地に練習するさい強力な助けになるような……。いや、素人の感想ですが😑

# ウェブ

先日来うまくいっていないコード、もう少し粘ってあれこれやってみて、ふと思いつき、ChatGPTを使ってみた。ネットで調べて「これかなあ」とつくったコード、動かして表示されたエラーをChatGPTに入力し、その意味をたずねると、説明が返ってくる。よくわからないなりにコードを直して、またエラー、そのエラーをChatGPTに入力……。数回それをやったところ、なんと正しいコードにたどりつけてしまった。びっくり😲 コードの意味はやはりまだよくわかっていないのだが、とにかく求めていた動作が完全にできている。すごいな。ネットの検索では、いくら調べてもわからなかったのに、数回、対話するだけでできてしまった。うーむ、ChatGPTのすごさ、まざまざと実感。これだと、従来のネット検索やるより、最初からChatGPTを使った方が明らかに効率的。

# ウェブ # サイト # コンピューター

しかし、こう、「道具」ばかりに時間をかけていて、肝心の「中身」がまったくないのも、よろしくない。力を入れるところを間違えているな。いかんです😅

# サイト

うーん、APIをいじってみるが、基本的知識がまったくないので、ぜんぜんわからん。検索したコードを見よう見まねでトライアンドエラー。一応、かたちにはなったが、どうしてもわからないところがある。仕方ないかな。

# ウェブ

コードをいろいろいじっていて、どうしてもうまくいかない。おかしいなあとかなり時間がかかってしまったが、なんと、一点だけタイプミスしていた。なかなか気づきにくいところだったけど、脱力、まいった😣 とにかくかたちになったから、まあよしとしよう。

# コンピューター

この曲、いいね。Yazmin Laceyのアルバム『Voice Notes』(2023) に収録。アルバム全体もよいです。

# 音楽

村上春樹さんの『一人称単数』。「『ヤクルト・スワローズ詩集』」。おもしろい! いいなあ、この感じ。でも、これ、ほとんど実話というか、小説ではなくエッセイのようにも読める。ということでネットで検索したら、一番に挙がっているのが村上春樹「幻のヤクルト詩集」探してみた 文章に矛盾?意外な真相。 詩集それ自体は結局、ジョークらしい。で、上の記事は2017年5月26日付で、この短篇小説(?)の初出は今回の文庫巻末の記述だと『文學界』2019年8月号。とはいえ、上の記事で説明されているが、どうも2015年にはこの短篇小説(?)の原型(?)が書かれたようだ。なるほど。詩集はジョークでも、ここに書かれているエピソードや心情はほとんど事実のような感じがする。それはともかく、自分は球場で野球の試合を見たことがほとんどない。だからか、ここで描かれている野球観戦、とても魅力的に感じる。機会があれば観に行ってみたいなと思った。

# 読書